●問題
(1)589年に中国に強大な帝国が築かれた。この王朝名を答えよ。
(2)593年に、ある人物がある天皇の摂政になった。2人の名前を答えよ。
(3)(2)のある人物が定めた、家柄にとらわれず、才能や功績のある人物を役人に採用した制度を何というか。
(4)(2)のある人物が役人の心得を示すために定めたものの名称を答えよ。
(5)次の文章は(4)の内容であるが、( )に当てはまる語句を答えよ。
『一に曰く、( )をもって貴しとなり、さからうことなきを宗とせよ。』
『二に曰く、あつく三宝を敬え。三宝とは( )・法・( )なり。』
(6)607年に(1)の国に( )らを( )として派遣した。( )に当てはまる語句を答えよ。
(7)618年、(1)の国にかわり、中国を統一した国の王朝名を答えよ。
(8)仏教を中心とした飛鳥文化を代表する現存する世界最古の木造建築物の名称を答えよ。
(9)645年、( )と( )らは、蘇我氏の独裁的な政治を見て、協力して蘇我氏を倒し新しい政治の仕組みをつくる( )という改革を始めた。( )に当てはまる語句を答えよ。
(10)(9)の改革では公地公民として、それまで( )が支配していた土地と人々とを国家の直接の支配のもとに置こうとした。( )に当てはまる語句を答えよ。
(11)7世紀後半になると、朝鮮では新羅が強大化したため、663年に日本は軍隊を派遣し戦ったが、この戦いの名称を答えよ。
(12)672年に起きた、天智天皇没後の皇位争いのことを何というか。またこの戦いの後、天皇になったのは誰か。
(13)701年に中国の( )にならって( )が制定された。( )に当てはまる語句を答えよ。
(14)(13)に伴い、貨幣も発行されたが、この貨幣の名称を答えよ。
(15)律令国家の新しい都として、710年に唐の都( )にならって、( )県に( )がつくられた。( )に当てはまる語句を答えよ。
(16)この頃、戸籍に登録された6歳以上のすべての人々に口分田があたえられ、その人が死ぬと国に返すことになっていた。この法の名称を答えよ。
(17)当時の農民の負担について下記に表した。( )に当てはまる語句を答えよ。
( ):収穫の約3%の稲。
( ):地方の特産物(絹、糸、麻布、魚介類など)。
( ):労役のかわりに布など。
雑徭:国司のもとで年60日以内の労役。
( ):3年間、九州北部の防衛。
(18)743年に制定された、新しく開墾した土地の私有を認める法律の名称を答えよ。
(19)(18)により、有力な貴族や寺院などは農民を使って開墾を行い、私有地を広げた。この私有地はのちに何と呼ばれるようになったか。
●解答
(1)隋
解説:「ずい」と読む。漢字書けるように。
(2)聖徳太子 推古天皇
解説:聖徳太子は天皇中心の政治を目指していた。
(3)冠位十二階の制度
解説:家柄にとらわれず、才能や功績のある人物を役人にとりたてた。つまり、身分が低くても秀でた才能があれば、出世できるチャンスが生まれた。頻出。
(4)十七条の憲法
解説:頻出。
(5)和 仏 僧
解説:この頃、わが国最初の仏教をもとにした文化がおこった。
(6)小野妹子 遣隋使
(7)唐
(8)法隆寺
解説:現存する世界最古の木造建築であるから、日本最初の世界文化遺産にも登録された。
(9)中大兄皇子 中臣鎌足 大化の改新
解説:「なかのおおえのおうじ」「なかとみのかまたり」「たいかのかいしん」と読む。漢字が覚えづらいのでしっかり覚えておく。
(10)豪族
解説:土地や人民の支配の仕方を従来の豪族の支配から、国家の直接の支配に変えようとした。
(11)白村江の戦い
解説:「はくすきのえ」「はくそんこう」の戦いと呼ばれる。テストにはあんまり出ない。
(12)壬申の乱 天武天皇
(13)唐 大宝律令
解説:よく「太宝律令」と書く人がいるけど漢字はしっかり覚えよう。
(14)和同開珎
解説:「わどうかいちん」。お菓子のエースコインにもあるやつ。
(15)長安 奈良 平城京
解説:「なんと(710)でっかい平城京、長安になら(奈良)って作られた!」で覚えよう。
(16)班田収授法
解説:「はんでんしゅうじゅのほう」。テストでは家族構成が書かれていて、この家族には口分田がいくつ与えられるかという問題が出たりする。(6歳以上の人数を数える。)
(17)租 調 庸 防人
解説:租・調・庸は頻出。内容までしっかり覚えておこう。防人は「さきもり」と読む。家族が北九州の防衛に3年間も行ってしまう悲しみを詠んだ歌が多く残っている。雑徭(ぞうよう)はあんまり出ない。
(18)墾田永年私財法
解説:歴史の中でも長い単語の代表。特に「墾」の漢字を間違うことが多いのでしっかり覚えておくこと。頻出。
(19)荘園
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